この記事では大人気アニメ「鬼滅の刃」の中でも神回として名高い、第19話のネタバレ情報を織り交ぜながら考察していきます。

原作は週刊少年ジャンプで、特にアニメ化されてから人気が大爆発した鬼滅の刃、そのアニメの中でも第19話はファンの間でも「神回」として有名です。

炭治郎、善逸、伊之助が那田蜘蛛山というところに派遣され、そこにはそれまでに炭治郎たちが戦ってきた鬼達とは比較にならないほど強力な鬼がいました。

この那田蜘蛛山編の激闘のシーンはもちろん、圧倒的なグラフィック、ヌルヌル動く作画と絶妙なBGMが合わさっている回です。

第19話に至るまでの簡単なストーリーのあらすじと、第19話のネタバレと考察を併せてお話していきます。

アニメ「鬼滅の刃」第19話までの簡単なあらすじ

炭治郎、善逸、伊之助は鼓の血鬼術を使う鬼・響凱がいる屋敷での戦いで重傷を負い、藤の家で治療を兼ねて療養していました。

そして傷も癒えて、カラスより「那田蜘蛛山に向かえ」という指示を受けます。

那田蜘蛛山に着いた3人、山に入るなり先行していた鬼殺隊員たちが同士討ちをしていたり、死んでいる隊員が鬼に操られて襲ってきたり、とカオスな状態でした。

ちなみにこの時、善逸は怖すぎて那田蜘蛛山に入るのを躊躇し、炭治郎と伊之助は善逸を説得もせずに山に突入したため、別行動になっています笑

炭治郎と伊之助、善逸はそれぞれ1体ずつ鬼を倒しますが、炭治郎と伊之助は巨人鬼の前になすすべなく、また途中で炭治郎と伊之助は分断されたために伊之助一人で巨人鬼と戦う羽目になります。

また別行動していた善逸もクモ型の鬼と遭遇し、何とか倒します。しかしながらこの鬼の毒を食らってしまったため、善逸もその場で倒れます。前集中の呼吸で何とか毒の巡りを遅らせ、第19話で救助が来るまで何とか生きながらえていました。

一方で伊之助とはぐれた炭治郎は十二鬼月の累と遭遇し、これまでにないほどの強さの相手に大苦戦します。

アニメ「鬼滅の刃」第19話のネタバレ考察!

第19話は炭治郎と累の戦闘の続きから始まります。

那田蜘蛛山編の中でも最も盛り上がる回である第19話、時系列順に場面を紹介しながらお話していきます。

炭治郎の日輪刀が折られる

第18話の最後、炭治郎は累との戦闘に入りました。

累の動きを大体読んだつもりになった炭治郎は思い切って間合いに飛び込もうとしますが、累の糸に日輪刀を合わせたら刀の方が折られてしまいます。

累が繰り出す糸は見た目とは裏腹にとてつもない強度を持っており、並の鬼殺隊員が振るう剣ではビクともせず(それどころか刀を折られる)、炭治郎は絶体絶命の窮地に追い込まれます。

義勇が伊之助を救出

炭治郎が累と戦闘している一方、巨人の鬼と闘っていた伊之助の元に冨岡義勇が駆けつけ、炭治郎と伊之助の2人がかりでも歯が立たなかった鬼を瞬殺します。

義勇の圧倒的過ぎる強さを目の前で見た伊之助、テンションMAXでその場で決闘を申し込みました。

当然義勇は全く相手にすらせず、怒鳴り散らす伊之助を縄で縛って木に吊るし、「自分の怪我の程度もわからん奴が戦場に出てくるな」と言い残して立ち去ります。

大怪我を負っている伊之助をこれ以上戦わせないための、口下手で口数が少ない義勇なりの優しさのシーンですね。

しのぶが善逸を救助

伊之助が義勇に縛られて吊るされている頃、クモの鬼に毒を食らった善逸は全集中の呼吸を使って何とか毒から耐えていました。

そこに蝶のように現れたしのぶ、走馬灯を見るぐらいギリギリだった善逸に解毒薬を注射し、善逸は何とかクモにならずに助かります。

ちなみにここでしのぶが「走馬灯」について、「一説では人が走馬灯を見る理由は、今までの記憶や経験の中から、迫りくる死を回避する方法を探しているかららしい」と意味ありげに解説します。

この解説はこのあと出てくる炭治郎と累の戦闘に繋がってきます。

禰豆子が炭治郎をかばう

場面は再び炭治郎と累の戦闘に移ります。

日輪刀を折られて絶体絶命の炭治郎、それでも諦めずに塁の間合いに入ろうとしますが、折れた刀で太刀打ちできるはずもなく、炭治郎の体が累の糸でバラバラにされる瞬間、禰豆子が炭治郎をかばって重傷を負います。

鬼である禰豆子が鬼殺隊の炭治郎と共闘していること以前に、累は「兄を命がけでかばった妹」に異様に心を乱されます。

累は「家族」というものに異様に固執しています。那田蜘蛛山にいる累の家族も実は血が繋がっているわけではなく、累が力で従わせて家族を演じさせているだけです。

「家族」に強い思い入れのある累は炭治郎に取引をもちかけ、「禰豆子を渡せば炭治郎の命は助けてやる」と言い出します。

累が禰豆子を強奪

塁の取引は当然炭治郎にとって受け入れられるはずがなく、何より禰豆子をモノ扱いする累に激しい怒りを覚えて激高します。

取引に応じない炭治郎が面倒になった累は、結局力づくで禰豆子を奪うことにしました。

炭治郎が累に相対している隙に、累は禰豆子を糸で一本釣りのように引き寄せます。

累に捕まった禰豆子は累の顔を引っ掻いて抵抗しますが、それで累を倒せるはずもなく、その場で塁の糸で樹上に拘束されます。


もし万が一、炭治郎が禰豆子を引き渡したとしても、こんな風に無理矢理従わせようとする累に禰豆子は抵抗し続けたことでしょう笑

十二鬼月・下弦の伍の力

拘束された禰豆子を助けるべく炭治郎は折れた日輪刀で累に斬りかかりますが、累の圧倒的な力の前に全く刃が立たず。

あまつさえ余裕を見せまくる累の首に日輪刀を入れるも、首が硬すぎて全く刃が通りません。


炭治郎は累の殴打や蹴りで満身創痍になりますが、樹上で累の糸に吊るされて血まみれになっている禰豆子を助けるために最後の力を振り絞り、水の呼吸・拾の型・生生流転を繰り出します。

炭治郎の父の教え「ヒノカミ神楽」

水の呼吸・拾の型・生生流転で累の糸を切れるようになった炭治郎でしたが、また累は余裕があり、さらに硬い糸で炭治郎の体を覆います。

生生流転でも切れない強度の糸に囲まれ、今度こそ絶体絶命の炭治郎の頭には走馬灯が流れ、幼少期に死別した父・炭十郎の記憶が蘇ります。

この走馬灯、先ほどしのぶが解説していた「人が走馬灯を見る理由」が繋がっています。正に炭治郎の死の瞬間、過去の記憶から死を回避する方法を模索していました。

この記憶の中で、父・炭十郎は竈門家に代々伝わる舞い・神楽を炭治郎に見せていました。父・炭十郎は炭治郎に耳飾りと、火の神様に舞いながら祈る神楽・「ヒノカミ神楽」を伝えていました。

父から受け継いだ「ヒノカミ神楽」、炭治郎は日輪刀にその呼吸を乗せ、土壇場で累の最高硬度の糸をも切れる技を出せるようになります。

炭治郎のヒノカミ神楽の前に初めて焦りを見せた累、炭治郎は特攻同然の攻めで一気に間合いを詰め、相討ち覚悟で累の首を狙います。

炭治郎と禰豆子の絆

累の糸で吊るされて気を失っていた禰豆子は、夢の中で母・葵枝(きえ)に激励され、土壇場で覚醒します。

ここで初めて出る禰豆子の血鬼術「爆血」で禰豆子の体にかかった糸を燃やし、糸を通じて累にも爆血の炎が襲いかかります。

竈門家は炭焼が元々生業です。炭治郎のヒノカミ神楽も火が基調の呼吸で、禰豆子の血鬼術も燃える系統の技なので、2人の技は竈門家の血統特有のものかもしれませんね。

相討ち寸前だったところでしたが、累の糸が燃やされた上に、炭治郎の日輪刀にも爆血の効果が乗って爆血刀となり、硬い累の首をようやく斬り落としました。

第19話オリジナルのエンディング

炭治郎が「ヒノカミ神楽」を繰り出したところからBGMで「竈門炭治郎のうた」が流れます。

この歌は炭治郎が累の首を切った後のエンディングにそのまま繋がるという粋な演出で、本編からエンディングまで、全て含めて「神回」と呼ばれる回でした。

「アニメ「鬼滅の刃」の神回!第19話のネタバレ&考察!」まとめ

今回はアニメ「鬼滅の刃」の第19話のネタバレ情報についてお話しました。

結論として、「神回」の噂に違わぬ、もの凄いクオリティの回でした。

特に炭治郎がヒノカミ神楽を繰り出すシーンから、BGMに「竈門炭治郎のうた」が流れる演出、禰豆子の爆血、兄妹の力でついに累の首を斬ったシーンからのエンディングへの移行など、

ストーリーの流れも演出も音楽も全てが神がかっていましたw

原作の漫画をここまでのアニメーションに再現したufotableは本当に凄い制作会社です。

ちなみに鬼滅の刃は映画版が公開されており、映画版のネタバレについてはこちらの記事をどうぞ。
鬼滅の刃の映画のネタバレ考察と感想


この記事を書いた人

安藤
日々のニュースを幅広くご紹介しながら解説しています。